桑さんの気ままな写真ギャラリー

幼少期

兄とのツーショット

父が海上保安官であったため、幼少期は熊本県天草の三角で過ごしました。この写真は官舎(長屋)の庭での兄とのツーショット写真です。庭には菊の植木鉢がたくさん並べられ、庭先の石垣のすぐ先は海でした。ぼんやりとですが、海水浴、磯遊びをしたことを覚えています。海水浴は庭先の階段を降りて浮き輪つけての直接ダイブ、磯遊びでは岩に生えている海藻を手づかみで食べた時の食感が今でも記憶に残っています。人生初のワクワクした海の探検でした。

その後、父の転職に伴い長洲町に引っ越し、小学校に入学直前まで過ごしました。当時の長洲町はまだ漁業が盛んで、港に行くとタイラギを山積みした小舟をよく見かけました。貝柱が取り出された後のタイラギの殻や乾いた内臓の匂いはかなり刺激的でした。海岸にはエビ、シラス、ノリなどの天日干し柵が迷路のように並べてあり、それらの香りが辺り一帯にたち込めていました。幼稚園児の身ながら、柵の迷路を走り回り、干されている海産物のつまみ食いが楽しみでした。今でもチリメンジャコやノリが好きなのは、この時に旨さを刷り込まれてしまったからに間違いありません。それと、近くの干潟でカニ(ヤマトオサガニ?と思われる)を捕まえたり、幼稚園の遠足で行った清流での川遊びが楽しい思い出として残っています。わずか2~3年でしたが、有明海の漁村の生活の豊かさ、楽しさを全身で感じることができた時代でした。

その後は、海辺から少し離れた郷里の熊本市城山上代町(現在は西区)に転居し、小学校から大学3年まで過ごすことになりました。しかし、やはり海・川・山の生き物との関わりは常にありました。海の近くに住みたい、海をみたい、魚や貝を食べたいと感じるのは、こうした幼少期の体験があったからに違いありません。

左;兄、右;私